知っているようで知らない健康と栄養にまつわる知識をクイズ形式でご紹介。
新たな発見があるかもしれません。あなたの周りの人にもシェアして、一緒に力試しをしてみましょう!
解説:
第17回で紹介したとおり、カロテノイドは大きく分けると「カロテン類」と「キサントフィル類」の2つに分類されます。今回の3つは「キサントフィル類」。
ルテインは構造が似ているゼアキサンチンというカロテノイドと共に、眼球の水晶体や黄斑部に存在します。パソコンやスマートフォンのブルーライトから網膜を守る働きがあると言われる成分です。
アスタキサンチンは、エビやカニ、イクラなど赤橙色の色素のもと。美容面でメラニン色素の沈着を抑える効果が特に期待されているほか、健康面ではLDLコレステロールの酸化抑制など、多方面において健康効果が期待されています。
フコキサンチンは昆布やワカメなどの褐藻類にのみ含まれる希少な成分で、白色脂肪細胞に働きかけ体熱として消費させることで肥満を予防する効果が示唆されており*、注目を集めています。
*H. Maeda, M. Hosokawa, T. Sashima, K. Funayama and K. Miyashita, Biochem. Biophys. Res.
Commun., 332, 392-397 (2005).
参考:新生活普及協会・サプリメント管理士マスターテキスト