健康・栄養クイズ | 12

知っているようで知らない健康と栄養にまつわる知識をクイズ形式でご紹介。 新たな発見があるかもしれません。あなたの周りの人にもシェアして、一緒に力試しをしてみましょう!

Q.「日本人の食事摂取基準(2015年版)」に定められているミネラルは何種類?


A.13種類

解説:

なんとなくビタミンとセットで出てくる栄養素……そんなイメージをもつ人が多そうなミネラル。ヒトの身体の96%は炭素・水素・酸素・窒素からできていますが、これら4つを除いたほかの元素を総称してミネラルと呼んでいるんです。
ヒトの身体に必要な必須ミネラル16種類のうち、厚生労働省では以下の13種類について1日あたりの摂取量の基準を定めています。
カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛、銅、ヨウ素、マンガン、鉄、セレン、クロム、モリブデン
ビタミン同様、ヒトの体内ではつくれないので食事から摂取する必要があり、単独ではなくほかの栄養成分と一緒に体内で働き、カラダの機能維持や調節に関わる大切な栄養素です。
ビタミンとの大きな違いは、例えば骨や歯の材料であるカルシウムのように、ミネラルはそれ自体がカラダを構成する成分となるものがあるという点。また、ビタミンは炭素を含む化合物(=有機化合物)ですが、ミネラルは炭素を含まない無機質という点も違いです。
ミネラルは不足してもよくないですし、適切な摂取量を補うことが大切です。例えば、カルシウムとリンは本来お互い協力して働いていますが、リンを摂り過ぎるとカルシウムの吸収を妨げてしまうことも。ミネラル同士が協力関係を築けるよう、バランスよく摂ることが大切ですね。


参考:厚生労働省/日本人の食事摂取基準(2015年版)、e-ヘルスネット
国立健康・栄養研究所ホームページ
新生活普及協会・サプリメント管理士マスターテキスト