健康・栄養クイズ | 08

知っているようで知らない健康と栄養にまつわる知識をクイズ形式でご紹介。 新たな発見があるかもしれません。あなたの周りの人にもシェアして、一緒に力試しをしてみましょう!

Q. わたしたちがカラダに取り入れる酸素の内、活性酸素になるのは約何%でしょう?


A.約2%

解説:

“カラダのサビ”とも言われ、老化現象の原因となる活性酸素。私たちが呼吸で取り込む酸素が変化した物質で、通常約2%が活性酸素になると言われています。カラダに悪いというイメージがありますが、本来の役割は強い酸化力と殺菌力で、体内に侵入してきたウィルスや細菌などと戦うこと。ところが、活性酸素が必要以上に増えてしまうと、その強い酸化力で正常な細胞を侵食し、過酸化脂質を生み出して、カラダの内外にさまざまな悪影響を及ぼしてしまうのです。呼吸する以上避けられない活性酸素に対し、私たちの体内では抗酸化酵素をつくって身を守っています。しかし加齢などの要因により、抗酸化酵素の生成能力は低下してしまいます。さらに、食生活の乱れや喫煙、ストレスなどは活性酸素を増やす原因にも。そこで、抗酸化力をもつ栄養素の補給が大切となってきます。特にビタミンA(β-カロテン)やビタミンC、ビタミンEは抗酸化作用の高いビタミンとして有名です。トマトに多いリコピンや、緑茶に多いカテキン、ザクロやベリー類に多いアントシアニンなどのポリフェノール、コエンザイムQ10、αリポ酸なども抗酸化物質として知られています。
活性酸素によるダメージを増やさないために、栄養バランスと生活習慣の両方に気を配りたいですね。