知っているようで知らない健康と栄養にまつわる知識をクイズ形式でご紹介。
新たな発見があるかもしれません。あなたの周りの人にもシェアして、一緒に力試しをしてみましょう！
解説：
これらの見た目に共通するのは赤い色。この色の正体こそがカロテノイドで、動植物に広く存在する黄色や赤の天然色素の一群なんです。現在600種類以上が確認されており、強い抗酸化力をもっているのが特徴。植物は紫外線による酸化ストレスから自分の細胞を守るため、カロテノイドを合成することができちゃいます。しかし、ヒトを含む動物は自分の体内でカロテノイドを生成することはできないので、食物から摂取しています。えびやフラミンゴはカロテノイドを含むエサを摂ることで色素が蓄積し、鮮やかな体色となっているのです。私たちの皮ふにもたくさんのカロテノイドが蓄積していますが、これは植物同様、紫外線による酸化ストレスから皮ふを保護するためと考えられています。
カロテノイドは大きく分けると「カロテン類」と「キサントフィル類」の2つに分類されます。ちなみにカロテンの語源は発見のきっかけとなったニンジン＝キャロット（Carrots）に由来しているんですよ。
それぞれの代表的な成分については、第18回で紹介します。
参考：新生活普及協会・サプリメント管理士マスターテキスト
