<NEWS Release>

2018年3月13日

 

「アーツ・イノベーション フォース フォー グッド・プロジェクト」
病気の子どもたちのためのアーツが完成

 

「アーツ・イノベーション フォース フォー グッド・プロジェクト」 病気の子どもたちのためのアーツが完成

 

 

美容製品や栄養補助食品を製造・輸入・卸売販売するニュースキンジャパン株式会社は、昨年4月より、東京藝術大学の松下 功 副学長、藤崎 圭一郎 教授の協力を得て、病院の施設内にアーツ(美術、絵画、音楽など)を施し療育*1 に取り組む「アーツ・イノベーション フォース フォー グッド・プロジェクト」を支援しています。

このたび、長野県立子ども病院の療育アーツが完成し、3月4日に「音の花束」と題した記念コンサートを開催しました。

 

「アーツ・イノベーション フォース フォー グッド・プロジェクト」は、東京藝術大学の教授や学生たちが、子ども病院の医療施設に合わせた療育アーツを制作する取り組みです。起き上がるのが困難な子どもたちの視界に入る天井などに、ベッドでの移動の際に取り外して遊べるマグネットを利用したものや、窓のレールを活用して自分で動かすことができるものなど工夫を凝らした療育アーツが完成しました。

 

看護師長は、「子どもたちの目線に合わせてさまざまな角度から楽しめるのがいい。自分で貼ったり触ったり、感触を楽しめるのは素敵なアイデアで、今後たくさん活用させていただきたい」と笑顔で話されていました。また、藤崎教授は「通常の作品づくりとは違い、子どもたちをはじめ病院で働いている方々、親御さんそれぞれの気持ちに寄り添い、どうすれば喜んでもらえるかを学生たち皆で考え、つくったひとつの答えがこのアーツにある。今後も何が必要とされているのかを考え、想像力を発揮して子どもたちを笑顔にするお手伝いができたら嬉しい」とこれからの思いを話していました。

 

ニュースキンジャパンは、Force for Good*2 の理念を基に、これからも多くの子どもたちの輝く未来と笑顔につながるためのさまざまなサポートを実施してまいります。

 

<長野県立子ども病院>

1993年、長野県安曇野市に設立された小児専門病院。設立以来、小児高度医療だけでなく周産期母子医療(妊娠から出産・新生児医療)を一体的に行うための施設である母子医療センターを併設している。長野県で唯一の総合周産期母子医療センターと小児救命救急センターの認定施設。

http://nagano-child.jp/

 

*1 ことばや身体機能など、発達に遅れのみられる子どもについて、生活への不自由をなくすようにトレーニング・教育を行うこと

 

*2 ニュースキンが「人々がより豊かになるための力となる」という企業理念に基づいて行っている社会貢献活動です。世界中の会員および社員からの寄付は、世界約50のマーケットで、環境保護、難病根絶のための研究など、特に子どもたちにとってより良い世界を創造するためのさまざまな活動に役立てられています

 

 

完成した療育アーツ

完成した療育アーツ
完成した療育アーツ

長野県立子ども病院が位置する安曇野は白鳥の飛来地として有名なため、渡り鳥の白鳥が安曇野を飛び立ち色々な国を渡っていくことをイメージし、病棟内をデザイン。世界各国のモチーフをつくることで、長く入院している子どもたちにも病院の中とは違う世界を想像し、発想を広げられたらという想いが込められています。

 

  「音の花束」コンサート

 「音の花束」コンサート
 「音の花束」コンサート

東京藝術大学の大学院生や卒業生たちによる演奏に、
子どもたちも鈴を振り参加しました。

 

 

(左から小林 和則 社長、松下 功 副学長)。
東京藝術大学の取り組みへの寄付に対して、紺綬褒章が授与されました

東京藝術大学の取り組みへの寄付に対して、
紺綬褒章が授与されました

(左から小林 和則 社長、松下 功 副学長)。